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世界の片隅で自担への愛を綴る *Hey! Say! JUMP・山田涼介*
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中島裕翔が羨ましい。


正確に言うと、裕翔くんの周りの環境が羨ましい。
加えて言うなら裕翔担が羨ましい。



裕翔担が羨ましい、というのは以前からずっと胸の奥にどんよりとある感情で。どんより、と言ってみたけど実際それほどドロドロした気持ちでもなく、単純に、「あーーーーー裕翔担うらやましいなーーーいいなーーーーー今がいちばん楽しいんだろうなー!裕翔くんすごいな!!」くらいの気持ちなので精神衛生上全然悪いものではない。妬む気持ちは全くない。

ちょうど、『ピンクとグレー』の番宣で雑誌露出が増え始めた頃。いやそれよりも前か。
『刑事バレリーノ』の主演が決まり、『信長燃ゆ』に出ることも決まり、裕翔くんすごいなあ!ほんと俳優枠だなー!!と盛り上がる気持ちの反対側で、うらやましいなあという感情は止められなかった。

ここで私が山田担ですと言うと、お前山田担の身でそんなこと言うなと口をつねられそうな気もするけども、羨ましいもんは羨ましいんです。



『ピンクとグレー』の先行上映会の舞台挨拶を受けた記事で裕翔くんのインタビューを見て、この気持ちのピークを迎えた(のでこんな記事を書いている)のとともにその核が分かった気がした。

―――――
中島裕翔&夏帆 映画で「今まで見られなかった顔」に挑戦
http://news.livedoor.com/article/detail/11030865/

「ファンの反応については『心配していたら、今回の役もやれません。僕のファンは広いというか、何でも受け止めてくれるので』という中島。今後も様々な姿で楽しませてくれそうだ。」
―――――


この裕翔くんの一言に感銘を受けていた裕翔担を多く見かけた。
自担にこんなことを言われて、感銘を受けないヲタクなんていないと思う。
そしてやっぱり、ファンの層とか質とかの問題は拭えないのかなあと悲しくなってしまった。
悲しいというか悔しい。声がでかいばかりのファンの絶叫を気にしてしまって、それが山田涼介に枷をはめてしまっているのかもしれないと考えると、心底悔しい。


ファンが広い。
なんでも受け止めてくれる。

なんなんだ、この信頼。


当然、裕翔くんのこの発言に対して、いやいや受け止められてないよと噛み付いた人もいるとは思う。世の中広いのでそういう人もいるだろう。
でも私に見えている狭い世界の中で、ピングレの例の「アイドルにしては珍しいシーン」が無理だったとか、それで降りたとか、そういうのは見なかった。先行して映画を観た人たちは早くもう一回観たいと口々に言ったし、まだ観てない人たちも期待している声ばかりで、そのシーンに対して悲観している声は見なかった。気がする。仮に見てても記憶から消えてますごめんなさい。

自担が演じる恋愛ものとどう折り合いをつけるか、というのはほとんどのヲタクが通過する、険しい道なんだろうなと想像する。
想像しかできないのは、私自身は恋愛もの大歓迎派だから。山田くんに早くまともな恋愛ドラマがきますようにと常々祈っている。
今回の、裕翔くんのピングレは純粋に恋愛ものというわけではないけれど、結構激しい(らしい)ベッドシーンとか、菅田くん曰く「おっぱいにまみれる中島裕翔」だとか、「アイドルっぽくない」シーンが特に話題を読んでいるように見える。(ちなみにそればかりが取り沙汰されていることに不満を感じている人がいるってことも知っている)
『シェアハウスの恋人』で川口春奈と恋人役だったものの、それっぽいシーンは引きで撮られたキスシーン程度だったことから考えれば、三段飛ばしで行ってしまわれたくらいの感がある。相当な挑戦だったと思う。
当然裕翔くん自身、それがファンにどう受け取られるか悩みもしたと思う。
そして公開を間近に控えて、出てきた言葉がこれだ。
「僕のファンは広い。なんでも受け止めてくれる。」
声に出して読みたい日本語2016年新春大賞。
なんという信頼。
このインタビューは1/5の名古屋での先行上映に際して行われたとのことだから、それまでの間に各地で行われた試写会で舞台挨拶に登壇した裕翔くんは、ファンの反応を自分自身の目で見て、ファンの声を受け取ってきたはずだ。
そこから出てきたのがこの言葉だなんて、もう羨ましいの一言に尽きる。


私はことあるごとに、一部の山田担の心の狭さ……といってはアレだけれど、なぜここまで山田くんの恋愛ものを受け入れられないのかということを疑問に思っていた。
所謂「本気愛」な人たちならまだしも(ごめんなさい本気愛は理解できません)、そういう段階を脱したと思われる人までも山田の恋愛ものは無理だと言う人が少なくない(あくまで私の観測範囲内で。もちろん恋愛もの歓迎派もいる)。
どうしてそこまで拒絶するんだろう?
なんで、歓迎できないんだろう。
最近になって、山田くんは雑誌のインタビューなどで「恋愛ものがやりたい」と言うことが増えた。と私は感じていた。特にグラスホッパーの番宣インタビューで多かった気がする。
まだちゃんとした恋愛ものをやったことがない山田くんに対して斗真くんが意外だと言ったり、山田くんは冗談めいて「誰か僕にキスさせてください(笑)」なんて言ったり。
そういう発言が出るたびに、「でも山田の恋愛ものは無理」「してほしくない」というヲタクを何回も見てきた。
山田くんがやりたがっているのに、それが歓迎されない。
どうして受け入れられないのかと憤りすら感じる。
山田くんがやりたがっていることだし、役者として成長するにあたって避けられないことだし、山田くんなら確実にプラスにしてくれると信じているし。それなのに。


裕翔くんを羨ましいと思う点は、まず出演作の質が総じて高くて(少なくとも私にはそう見えて。隣の芝生が青いと言われればそれまで)、確実に彼の役者経験を肥やしているだろうということが肌感覚でわかるところ。
『半沢直樹』はその最たるものだったし、『デート』も月9であったりあの作品自体がウケていたりして、裕翔くんは「中西くん」「鷲尾くん」として一般の人の目をJUMPに向ける一要因になりえた。
(余談:歌番組に出るたびに裕翔担が「鷲尾くん」でツイッター検索するのも最近恒例行事化した感がある)
「作品に恵まれている」なんて言い方をしたら僻んでるんじゃないかと思われるかもしれないけれど、実際私は、最近の山田くんの演技仕事に関しては『グラスホッパー』以外であまり満足感を得られていない。あ、『母さん、俺は大丈夫』も良いは良かった……最も不満に思っているのは言うまでもなく『暗殺教室』。詳しくは書きませんけど。
(一言だけ言わせてもらうなら、あの時のマスコミの対応については未だに根に持ってるんだからな!!!)

裕翔くんを羨ましいと思う点その2は、演技仕事がコンスタントに続いていること。
……と思って山田くん裕翔くんそれぞれの演技仕事を振り返ってみたら、量としてはそんなに変わらないんだということに改めて気づいた。思い違いに反省。
なのでやっぱり、このどうしても拭いきれない不満は仕事の質に由来するものなんだと思い直すに至る。

裕翔くんを羨ましいと思う点その3は、彼の仕事がファンに受け止められていること。
これが心の奥底から、羨ましいと思った。
でも山田くんには、どうしようもない。ファンのほうの問題だから。でもそのどうしようもないものを、山田くんはどうにかできないかと探ってくれている。ように、私には思える。


私がいちばん、いちばん悔しかったのは、2015年末に出たポポロ2016年2月号の山田くんソロインタビュー。
9年目の自画像、という、真っ黒な背景に真っ白な服をまとった山田くんが、セルフシャッターで撮った美麗な姿で見開きを支配していた2ページのインタビュー。
その最後で、山田くんはこう言っていた。

―――――
 そうだ! こういう機会をもらったから、俺からファンに伝えたいことがあるんだ。それは、俺が恋愛ものの作品に出たときに、あまりヤキモチをやかないでほしいってこと。そういうファン心理は俺もよくわかるんだけど、そこは仕事なんだから、心配しなくても大丈夫。かわいいヤキモチなら許すよ。でも、たとえば相手役の人を傷つけるような言動は、俺のファンにはしてほしくないんだ……と、アタクシは思ってる(笑)。みんなにも考えてもらいたいし、わかってくれたら嬉しいよ。
―――――

こんなことを山田くんに言わせてしまったことが、ほんとうにほんとうに、ほんとうに、悔しい。
やっぱりそういう人たちを気にしているから恋愛ものの仕事がこないんだって、そう思わせられるしかなかったし。
山田くんもそういう人がいるって自覚していること、さらには自分のファンが犯してしまうかもしれない幼稚な言動にまで、心を砕いていてくれていること。そんなことで、山田くんに負担をかけていること。
悲しい。ファンが山田くんにこんなことを言わせてしまうのが。
山田くんはどこまでも優しい。冗談めかして、でもちゃんと伝えようとしてくれている。わざわざファンに対して、自分から。
グラスホッパー番宣期のインタビューで、山田くんは何度も「演技することが楽しい。演技の仕事がしたい」と言っていた。山田涼介が俳優としての経験値を積んでいくうえで、恋愛ものはどうしたって避けられない。
喚くヲタクを気にしていたら、山田くんはいつまでたっても箱庭から抜け出せない。俳優として成長できない。
どこまでもどこまでもファンのことを気にかけてくれて、自分を応援してくれる誰かのためにあろうとする山田くんはアイドルとして完璧だ。でもそのせいで山田くんの可能性が縛られてしまっているなんて許せない。
もうファンの声なんか気にしなくていいのに、とすら思う。
ファンのほうが変われないなら、山田くんがずっと先まで行ってしまえばいい。荒療治というか。認めざるをえないくらいの作品で、受け入れざるをえないくらいの演技で、そういう声を黙らせるしかないんじゃないか。
とか、行きすぎたことさえ考えてしまう。


先述のポポロのくだりを読んだとき、真っ先に抱いた感想は、「露骨な予防線だな」だった。
露骨にもほどがある。なんで山田くんがこんなことを言わなきゃいけないのか。落胆した。
恋愛ものをやるけどヤキモチやかないでね、人を傷つけるようなこともしないでね、って言ってくれている山田くん。
というのは、今年公開の「暗殺教室〜卒業編〜」で、そういうシーンがくるんじゃないかという話が出ているがゆえに、自然とそう思った。
原作を読んでいる人から聞いた話では、物語の根幹に関わる重要な場面でそういうシーンがあると。率直に言えばキスシーン。それ乗り越えなければ話が進まないと。いうことだった。
もし本当にそういうシーンを撮っていて、そのうえでヤキモチやかないでなんて言ってくれているとしたら、なんて優しいんだろうと涙ぐまずにはいられない。何ヶ月も前から心の準備をさせてくれる山田くん。
と同時に、山田くんにここまで言わせないとファンは変われないのか……と嘆かわしくもあった。
山田くんがここまでハッキリと言っていても、山田くんの優しすぎる心遣いが届いてほしい若い層に限って雑誌を買わなそうだし(という私の偏見)。
いつまでも駄々をこねるヲタクを気にかけて、山田くんは殻を破ろうにも破れないでいるのか?


最近とみに恋愛ものをやりたいと口にしている(のが記事になってる)山田くん。
言霊というのもあるけれど、ここまで露骨に言うからには、既に実現したものに対して予防線を張っているんじゃないかと勘ぐってしまう。
つまり、暗殺教室の続編でそういうシーンがあるけど皆びっくりしないでねと。ちゃんと受け止めてね、と。
もし仮にそうだとしたらどこまで涙ぐましい気遣いなのか。山田くんがそこまでしても、ヲタクは頑なに、山田くんの成長を拒み続けるのか。
そんなことじゃ俺のファンは動じません、って、山田くんに胸を張ってもらいたい。
現実としては、『母さん、俺は大丈夫』で山田くんと清水富美加がひとつのイヤホンを片耳ずつ付けるなんていうものすごく軽いシーンでさえ拒否反応を示しているヲタクがいたので(現実……)、道は遥か遠いのかもしれない。気が遠くなる。

真面目な話、今世紀最高に美しい至高芸術品レベルの顔をお持ちの山田涼介さんのキスシーンが見れないなんてこの世界にとって多大なる損失だと思いませんか? 私は思います。
絶対横顔美しすぎて地球壊れると思うし……
だからといって相手が誰でもいいわけじゃないけどな(そこは我儘……)


なので結局、私が満足するためには、
山田くんにちゃんとした恋愛もののお仕事がきて、
それが世間的にも一定以上の評価を得られて、
せめて私の見える範囲内に恋愛ものだというだけで嘆くような山田担がいなくなって、
そして、その作品自体を私が「良い作品だった」と思える。
これらが全部叶うまでに、あとどれくらいかかるんだろうなあ。

山田くんにまともな恋愛ものの作品がきますように。
山田くんのやりたいことがひとつでも多く叶う世界でありますように。
と祈って今日も眠りにつきます。



ピングレ公開前に悶々と考えてこんなものを書いてみたが、ピングレを観たら、また何か違う気持ちが生まれるかもしれない。
ともあれ裕翔担のみなさん、裕翔くんの初出演にして初主演映画、おめでとうございます。
中島裕翔の新境地、楽しみにしています。

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